2013/11/21

古きを温めて新しきを知る


Business of Fashionでファッションアーカイビストの記事を読んだ。写真のOrsiniさんは、トムフォードやプロエンザスクーラーを代表するファッションハウスの過去のコレクションをアーカイブ(保管)する人。丁寧に愛情を持って美術館並みの管理をしているそうだ。

洋服に限らず過去のジュエリーやスケッチまで、大切に保管することによってそのファッションハウスがひとときで終わるものではなく長く意味を持つものになる、そんな素晴らしいことを手助けするお仕事は15年前には存在しなかった職業だ。メトロポリタン美術館のプラダ展やマックイーン展等もこういった人たちが居なければ実在しなかったこと。

ブランドが受け継がれる時、新デザイナーがそのアーカイブコレクションを訪れる時の気持ちを想像すると、心が踊る。ラフシモンズがディオールのアーカイブを訪れた時やアレキサンダーワンがバレンシアガの歴史に手を触れた時。そこは重厚な歴史と、新しい未来を作る創造力がぴったりと重なる場所。なんだかとてもロマンチックだ。

人の手をかけられないと劣化してしまう洋服は、愛されるべきもの。いつか、誰かの夢をつなげるという目的で。

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